「姑息=ずるい」は大誤解!7割が勘違いする本来の意味と語源

「姑息=ずるい」は大誤解!7割が勘違いする本来の意味と語源の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

では、「姑息」の本来の定義とは一体何なのでしょうか。辞書的な意味は「一時しのぎに間に合わせること」「根本的な解決をせず、その場だけを取り繕うこと」です。

この意味を理解する鍵は、漢字本来の成り立ちにあります。

  • 「姑」:「しばらく」「とりあえず」「仮に」という意味を持つ漢字。
  • 「息」:「息をつく」「休む」「やめる」という意味を持つ漢字。

2つの文字を組み合わせると、「しばらく息をつく」「とりあえず一休みする」という状態を表します。つまり、問題が山積みであるにもかかわらず、根本的な対策を後回しにして「とりあえずその場をしのいで息を抜く」ことが語源です。

中国の古代儒教文献である『礼記(らいき)』の檀弓(だんぐう)上には、「君子の人を愛するや徳を以てし、細人の人を愛するや姑息を以てす(徳のある人物は人を育てるために本質的な徳を用いるが、器の小さい人物はその場の甘やかしや一時しのぎで人に接してしまう)」という一節があります。古来より、「安易な先送り」を戒める言葉として使われてきた歴史があります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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