【実は全く別物】ウイスキーとブランデーの違いとは?原料と味を徹底解説
【実は全く別物】ウイスキーとブランデーの違いとは?原料と味を徹底解説について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。
ウイスキーとブランデーを分ける最大の境界線は、発酵前の主原料にあります。どちらも発酵させた醸造酒を加熱してアルコール分を凝縮させる「蒸留酒(スピリッツ)」に分類されますが、出発点となる素材の個性が完成形に決定的な違いをもたらします。
ウイスキーの主原料は大麦麦芽(モルト)やトウモロコシ、ライ麦、小麦などの「穀物」です。穀物に含まれるデンプンそのものは酵母が分解できないため、まずは大麦麦芽の酵素を利用してデンプンを糖へと変える「糖化」という工程を踏みます。この穀物由来のコクと香ばしさが、ウイスキー特有の力強い骨格を形成します。
対するブランデーの主原料は白ブドウをはじめとする「果実」です。果汁には最初から豊富な糖分が含まれているため、糖化の工程を必要とせず、そのまま酵母を加えてワイン(果実酒)を醸造し、それを蒸留します。ブドウ以外にも、リンゴを原料とするフランス・ノルマンディー地方の「カルヴァドス」や、サクランボを使った「キルシュワッサー」など、多彩なフルーツブランデーが存在します。