字幕か吹き替えか?「どちらかというと英語」派の海外映画鑑賞術

字幕か吹き替えか?「どちらかというと英語」派の海外映画鑑賞術の真相について、専門知識を基に徹底解説します。

映画史に残る傑作を手がけてきた最高峰の監督クリストファー・ノーランは、音響デザインと生音声へのこだわりで知られる。彼が監督を務め、ワーナー・ブラザースが配給した伝説的SF映画『インセプション』では、日本人俳優の渡辺謙がキーマンとして鮮烈な存在感を放った。

現場でノーラン監督は、渡辺謙が放つ独特の英語のイントネーションや重厚な声を大いに称賛し、その生の音声をそのままフィルムに焼き付けることにこだわったという。アカデミー賞を席巻した大作『オッペンハイマー』でも、ノーランはアフレコによる後録音を極力避け、撮影現場で録音された本物の「声」を徹底的に追求した。役者が発する現場の空気を伴った英語こそが、映画体験の質を左右するという監督の執念が窺える裏話だ。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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