痔と大腸がんの違いとは?血便の色や便の細さで見分ける初期症状と受診の鉄則
痔と大腸がんの違いとは?血便の色や便の細さで見分ける初期症状と受診の鉄則について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。
医療機関の消化器内科フロアやがん専門病院で実施された患者アンケートや手記を分析すると、大腸がんがステージ3やステージ4まで進行して見つかった患者の多くが共通して口にする言葉があります。それが「何年も前から痔を患っていたので、血が出ても『またいつもの痔が悪化した』と思い込んで放置してしまった」という告白です。
SNSや大手Q&Aサイト(知恵袋等)でも、「便潜血検査で陽性が出たが、痔持ちなので再検査に行かなくても大丈夫か」という相談が日常的に投稿されています。これに対し、医療現場の第一線に立つ消化器病専門医らは一様に警鐘を鳴らします。
「長年痔を患っている患者さんほど、出血という異常事態に感覚が麻痺してしまっています。大腸がんは早期の段階では自覚症状がほぼゼロです。便潜血検査の陽性を『痔のせい』と片付け、1年、2年と精密検査を先送りした結果、腸閉塞を起こす寸前の進行がんになって初めて運ばれてくるケースが後を絶ちません。」(都内消化器クリニック院長談)
出血という現象は、痔という良性疾患からのメッセージであると同時に、腸管内部で増殖する悪性腫瘍からのSOSである可能性を常に排除できません。「痔があるから大腸がんではない」という論理は医学的に完全に破綻しています。