トラウマとPtsdの決定的な違いとは?心の傷と病気を見分ける境界線

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言葉の定義として、トラウマ(心的外傷)は「生命の危機や強い精神的ショックをもたらした出来事・体験そのもの」を指します。一方、PTSD(Post-Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)は、その強烈なトラウマ体験をきっかけとして発症する具体的な疾患名です。

誰しも激しいショックを受ければ、数日から数週間は気分の落ち込みや恐怖感、不眠に悩まされます。しかし、通常の心の傷であれば、時間の経過とともに感情が整理され、少しずつ元の生活リズムへと戻っていきます。ところが、心的外傷後ストレス障害の診断基準(DSM-5など)では、出来事から1ヶ月以上が経過しても激しい苦痛が残り、社会生活や人間関係に深刻な障害が出ている状態を疾患として定義します。

両者の最大の違いは「自然回復のプロセスに乗れているかどうか」にあります。どれほど辛い記憶であっても、過去の出来事として心の中で消化できていればトラウマ体験の範疇に留まりますが、過去の恐怖が現在進行形で生活を侵食し続けている場合、それは治療を要するPTSDの領域に入っています。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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