魚の骨が喉に刺さった時の正しい取り方と絶対Ngな危険行動

魚の骨が喉に刺さった時の正しい取り方と絶対Ngな危険行動の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

古くから「魚の骨が刺さったらご飯を噛まずに丸呑みしろ」と教えられてきた方は少なくありません。しかし、現在の耳鼻咽喉科診療において、この行為は明確に否定されています。ご飯の丸呑みによる圧力は、浅く刺さっていただけの細い骨を喉の粘膜奥深くへと完全に押し込み、視診では確認できない「完全埋没」の状態を引き起こす最大の要因だからです。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会などの臨床報告でも、ご飯やパンの塊を飲み込んだことで骨が咽頭収縮筋の内部へ潜り込み、結果として全身麻酔下での頸部切開手術を余儀なくされた症例が報告されています。特に扁桃腺(口蓋扁桃)や舌根部に刺さった骨に対して強い圧力をかけると、周囲の毛細血管を傷つけて出血を招いたり、骨が折れて先端だけが組織内に残留したりする二次被害を生みます。

また、もう一つ絶対に避けるべき行為が、洗面所の鏡を見ながら市販のピンセットや指を突っ込んで取ろうとする行為です。喉の粘膜は非常に薄くデリケートであり、暗く狭い口腔内に金属器具を入れると反射的なえずき(嘔吐反射)が起き、器具の先端で咽頭後壁を激しく損傷する恐れがあります。肉眼で見えない位置にある骨をブラインドで探る行為は百害あって一利なしと心得るべきです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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