原価割れとは?企業が損して売る理由と違法リスク・独禁法を徹底解説
原価割れとは?企業が損して売る理由と違法リスク・独禁法を徹底解説の重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。
ビジネスの基本は「仕入れた価格(あるいは製造した価格)よりも高い値段で売り、利益を残すこと」です。まずは基本概念となる原価と売価の違いを整理しておきましょう。
原価(仕入原価・製造原価)とは、商品・サービスを用意するために直接投じた費用のことです。小売業であれば商品の仕入れ代金、製造業であれば原材料費や工場の直接人件費などが該当します。一方、売価(販売価格)は、店頭やWebサイト上で顧客に提示する最終的な販売価格を指します。
通常、売価から原価を差し引いた差額が「売上総利益(粗利益)」です。しかし、売価が原価を下回ると粗利益がマイナスになり、売れば売るほど損失が膨らみます。この現象こそが原価割れです。会計上、どれだけ売上高が立っていても、粗利段階で赤字であれば固定費(人件費、家賃、広告宣伝費など)を回収できず、最終利益も確実に赤字へ転落します。