風邪と放置は命取り?敗血症の初期症状と原因・命を守る対処法を解説
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敗血症を一言で表現するなら、「感染症に対する体の防御反応が制御不能になり、自分の臓器を攻撃してしまう状態」です。風邪やインフルエンザなどの通常の感染症では、免疫システムが侵入した病原体(細菌やウイルス)を局所で退治して治癒に向かいます。しかし、何らかの理由で病原体や炎症性物質が全身に波及すると、免疫反応が暴走を起こし、全身の血管や臓器に深刻なダメージを与えてしまいます。
医療現場でよく混同されがちな言葉に「菌血症(きんけつしょう)」があります。菌血症は、単に血液の中に細菌が入り込んだ状態そのものを指し、抜歯や軽微な傷でも一時的に生じることがあります。血液中に菌がいても、免疫が正常に処理していれば臓器の機能障害は起きません。
一方、菌血症などが引き金となり、全身に重度な炎症が広がって心臓・肺・腎臓・肝臓などに「臓器障害」が出現した段階を敗血症と呼びます。単なる菌の存在にとどまらず、生命を維持する機能が破綻し始めている点が決定的な違いです。