バルトリン腺嚢胞の写真と症例で判明!痛くないしこりの正体と受診目安
バルトリン腺嚢胞の写真と症例で判明!痛くないしこりの正体と受診目安の注目されている理由をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
「婦人科での治療は一体どんなことをされるのか」「処置は激痛を伴うのではないか」という恐怖心は、多くの女性が通院を躊躇する最大の要因です。港区や品川区で女性医療を提供する海老根ウィメンズクリニックなどの臨床知見や、実際に処置を受けた患者の手記を総合すると、医療機関で行われるバルトリン腺嚢胞の治療法には明確な段階が存在します。
1. 穿刺吸引術(せんしきゅういんじゅつ)
外陰部を消毒後、極細の注射針を嚢胞に刺して内部の液体を吸い出す、最も手軽な対症療法です。所要時間は数分程度で、外来でその日のうちに完了します。気になる「バルトリン腺の穿刺の痛み」についてですが、処置前に局所麻酔のスプレーや極細針による麻酔注射を行うため、針が刺さる一瞬のチクッとした痛みと、液を吸い出される際の鈍い圧迫感を感じる程度で済むケースがほとんどです。すでに膿瘍化してパンパンに腫れ上がっている場合は麻酔が効きにくいこともありますが、溜まった膿が抜けた直後から劇的に圧迫痛が消失するため、「処置前の痛みに比べれば耐えられる範囲だった」と語る患者が多くを占めます。ただし、針穴はすぐに塞がるため、再発率は50〜70%と高水準です。
2. 造袋術(ぞうたいじゅつ / 開窓術)
何度も再発を繰り返す患者に対して、根治的治療として選択される標準手術です。局所麻酔(場合によっては静脈麻酔)下で嚢胞の皮膚と嚢胞壁を1〜1.5cmほど切開し、内容液を完全に排出した後、嚢胞の内壁を周囲の皮膚に反転させて細い吸収糸で縫い付けます。これにより、人工的な「新しい分泌液の出口(永久的な開口窓)」を形成します。
術後は数週間かけて開口部が自然に縮小し、最終的には目立たない小さな出口として安定します。手術時間は15〜30分程度の日帰り手術が可能で、再発率は約5〜15%まで大幅に低減します。術後数日間は排尿時のしみるような痛みやつっぱり感が生じますが、鎮痛剤の内服で十分にコントロール可能です。
3. バルトリン腺摘出術
造袋術を行ってもなお再発を繰り返す難治例や、40代以降で悪性腫瘍(バルトリン腺癌)との鑑別が必要な場合に検討される最終手段です。腺組織そのものを外科的に完全に摘出するため再発はゼロになります。しかし、バルトリン腺周囲は血流が極めて豊富な静脈叢が発達しているため術中の出血量が多くなりやすく、入院全身麻酔管理が必要となること、また術後に患側の潤滑液分泌が消失するデメリットがあります。そのため、初回から選択されることは基本的にありません。