洗濯機の引っ越しは自分で可能?横倒しNgの理由と失敗しない水抜き法
洗濯機の引っ越しは自分で可能?横倒しNgの理由と失敗しない水抜き法の背景について、専門知識を基に徹底解説します。
無事に新居へ運び入れた後も、決して気を抜いてはいけません。洗濯機のトラブルで最も損害賠償額が大きくなるのが「設置ミスによる水漏れ」です。防水パンから溢れた水が床下に染み込み、階下の天井や家財を水浸しにした場合、数十万〜数百万円の損害賠償問題に発展します。
水漏れを防ぐための確実な接続手順を押さえておきましょう。
1. 防水パンと排水口(排水エルボ)の確実な接続
新居の防水パンにある排水口には、L字型の管である「排水エルボ」が備え付けられています。排水ホースの先端をエルボの奥までしっかりと差し込み、ホースバンド(金属製または樹脂製の固定金具)で強く締め付けます。バンドの締め付けが甘いと、脱水時の排水圧でホースが外れて床一面が水浸しになります。また、排水ホースが本体の下敷きになって折れ曲がっていないか(排水トラップがつぶれていないか)を目視で確認してください。
2. 給水ホースと蛇口ニップルのロック確認
給水ホースの接続部は、カチッと音がするまで給水栓ニップル(蛇口側の金具)に押し込みます。ロックレバーとツメが完全に噛み合っていることを確認してください。古い賃貸住宅で蛇口が4本ネジ止めの旧式ニップルになっている場合、ネジの締め付けが不均等だと隙間から水が噴き出します。不安がある場合は、ワンタッチで取り付け可能な最新の「自動止水弁付き給水栓継手」へ交換することを強く推奨します。
3. 水平器によるガタつきチェックと試運転
本体天面に付属している水平器の気泡が中心円の中に入っているかを確認します。ガタつきがある場合は、本体前方の調整脚を回して水平を確保してください。すべて完了したら、まずは洗濯物を入れずに「注水→すすぎ→脱水」の短縮コースで試運転を行います。接続部から水滴が1滴も滲み出ていないか、脱水時に激しい揺れや異音がないかを至近距離で見届けてください。