西武球団歌が神曲と称賛される理由|松崎しげると名匠が紡いだ真相
西武球団歌が神曲と称賛される理由|松崎しげると名匠が紡いだ真相にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
西武の応援歌の歴史を語る上で欠かせないのが、公式球団歌である「地平を駈ける獅子を見た」と、公式応援歌として制作された「吼えろライオンズ」の変遷と関係性です。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、球界全体で応援スタイルのポップス化・モダン化が進む中、西武ライオンズも新たな公式応援歌として1996年に「吼えろライオンズ」を発表しました。広崎成道氏の作詞・作曲、高橋伸明氏の歌唱によるこの曲は、キャッチーなサビと親しみやすいメロディでファンに急速に浸透し、ラッキーセブン(7回裏の攻撃前)の定番曲として定着していきました。
しかし、一時期「吼えろライオンズ」がスタジアムで前面に押し出されたことで、一部ファンの間では「伝統の球団歌『地平を駈ける獅子を見た』が軽視されているのではないか」という議論が巻き起こったことも事実です。ファンの熱烈な要望を受け、球団側は「球団歌=地平を駈ける獅子を見た(公式の格式あるアンセム)」「公式応援歌=吼えろライオンズ(試合中の士気高揚歌)」という明確な位置づけを再確立しました。
さらに2018年、球団創設40周年を迎えたライオンズは、松崎しげる氏による再レコーディングを敢行。「地平を駈ける獅子を見た(40thバージョン)」をリリースしました。この新録版は、オリジナル版のアナログな温かみを残しつつ、現代的なロックテイストと重厚なブラスサウンドを融合させ、松崎氏の深みを増した円熟のボーカルが光る名盤として熱狂的な支持を集めました。