脱染剤とブリーチの違いは?黒染め落としの失敗を防ぐ市販の選び方
脱染剤とブリーチの違いは?黒染め落としの失敗を防ぐ市販の選び方に関する質問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご覧ください。
脱染剤を使用する上で、ネット上で最も誤解されているのが「脱染直後のヘアカラー施術」に関するルールです。「黒染めを落とした直後に、すぐに明るいミルクティーベージュやアッシュ系に染め直したい」と考える方が大半ですが、ここには毛髪科学上の重大なトラップが存在します。
脱染直後の毛髪内部には、分解された無色の染料中間体と、脱染剤の還元成分が微量に残存しています。この状態で通常のアルカリカラー剤(2剤に過酸化水素を含むもの)を塗布すると、酸化剤の働きによって残っていた染料が一瞬で再発色し、一瞬にして元の真っ黒な状態へ逆戻り(再暗転)してしまいます。
失敗を防ぐための絶対原則として、脱染剤を使用した後は「最低でも48時間(できれば3日〜1週間)のインターバルを空ける」ことが推奨されます。数日間のシャンプーと日常生活の空気酸化を経て、毛髪内部の状態が完全に安定してから次のカラーリングに移行するのがプロの共通見解です。どうしても同日に染める必要がある場合は、希望の仕上がりよりも2〜3トーン明るい薬剤を選定するか、過酸化水素濃度を抑えた微アルカリ・弱酸性カラーをプロに調合してもらう必要があります。