広頚筋ボトックスの効果と失敗リスク|首の縦ジワ・たるみ改善の全真相
広頚筋ボトックスの効果と失敗リスク|首の縦ジワ・たるみ改善の全真相の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
首の表面を広く覆う「広頚筋(こうけいきん)」は、下顎から鎖骨・胸部上部にかけて走行する薄い板状の筋肉です。この筋肉は顔の下半分を下方へ強く引き下げる「下制筋」として機能しており、日常会話や無意識の表情の癖によって緊張が続くと、皮膚を巻き込んで下垂を助長させます。
広頚筋にボツリヌストキシン製剤を微量ずつ注入すると、神経伝達物質(アセチルコリン)の放出がブロックされ、過剰な筋収縮が抑制されます。これにより、下方へ引っ張る力が弱まり、上方へ引き上げる抗重力筋(大頬骨筋など)が優位に働くため、フェイスラインのたるみ改善と首筋の引き締めが実現します。
古代エジプトの王妃ネフェルティティの彫像に見られる「すっきりと伸びた首とシャープな下顎角」に由来するネフェルティティリフトは、この作用機序を応用した施術名です。加齢とともに目立つターキーネック治療(七面鳥の首のように縦筋が浮き出る現象)においても、第一選択の非侵襲的治療として定着しています。