水虫薬の塗り方で9割が犯す誤解|患部だけはNg?皮膚科医直伝の正解

水虫薬の塗り方で9割が犯す誤解|患部だけはNg?皮膚科医直伝の正解についての真相をお届けします。

水虫には大きく分けて「趾間型(しかんがた)」「小水疱型(しょうすいほうがた)」「角化型(かくかがた)」「爪白癬(爪水虫)」のタイプが存在し、部位や皮膚の状態によって適した剤形(クリーム・液剤・軟膏)が異なります。市販薬の選び方や評判を鵜呑みにせず、自分の病型に合致した外用薬を選択することが治療成功の鍵を握ります。

病型・症状タイプ推奨される剤形と特徴塗布期間の目安編集部の見解・セルフケア判断趾間型(指の間)
皮むけ・白くふやける・かゆみクリーム剤 / 軟膏
ただれがある場合は刺激の少ない軟膏を選択。通常は浸透性の良いクリーム。症状消失後+1カ月以上市販の抗真菌薬(テルビナフィンやブテナフィン配合等)で改善しやすいが、びらん・ジュクジュク時は液剤厳禁。小水疱型(足裏・土踏まず)
小さな水ぶくれ・強いかゆみクリーム剤 / 液剤
水ぶくれが破れていない乾燥期には清涼感のある液剤も有効。症状消失後+1カ月以上水ぶくれを故意に潰すと二次感染(細菌感染)のリスクがあるため、潰さずに上から薬を塗布する。角化型(かかと)
皮膚が分厚く硬化・ひび割れ高保湿クリーム / 尿素配合軟膏
硬い角質を軟化させながら抗真菌成分を届ける必要がある。最低3カ月〜6カ月市販薬単独では角質深部まで届きにくく難治性。外用薬で改善しない場合は皮膚科の内服薬治療が第一選択。爪白癬(爪水虫)
爪の変色・肥厚・ボロボロになる爪専用外用液 / 処方内服薬
通常の皮膚用塗り薬は爪甲を通過しないため無効。専用浸透薬が必要。6カ月〜1年以上
(爪が生え変わるまで)一般の市販水虫薬では浸透しないため完治は困難。皮膚科での爪専用外用薬(エフィナコナゾール等)や内服治療が必須。

特に見落とされがちなのが、「指の間のかゆみ」と「かかとのガサガサ」が混在しているケースです。指の間にはサラッとしたクリームを使い、乾燥して硬化したかかとには保湿力の高い軟膏や尿素製剤を重ねて塗り分けるといった工夫が、角質状態の正常化を早めます。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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