手羽元大根を圧力鍋で極上ホロホロに煮込む加圧時間と黄金比の秘訣
手羽元大根を圧力鍋で極上ホロホロに煮込む加圧時間と黄金比の秘訣の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
圧力鍋調理でよくある不満が「肉は柔らかいのに中まで味が染みていない」「大根の外側だけ濃く、中心が水っぽい」という現象です。この現象には明確な物理法則が関係しています。食材の内部に調味料が浸透するのは、加熱中ではなく温度が下がっていく冷却プロセス(約40〜50℃)だからです。
加熱中は食材内部の水分や蒸気が外へ排出しようとする圧力が働くため、調味料分子が侵入しにくい状態にあります。圧力が下がった直後にフタを開けてすぐ食卓へ出してしまうと、味が表面に付着しているだけの状態になってしまいます。フタを開けた後に中火で5分ほど煮汁を煮詰め、火を止めて20〜30分休ませることで、浸透圧の作用により煮汁が大根の中心部と手羽元の深部まで均一に吸い込まれていきます。
また、大根の下茹での必要性については、圧力鍋を使用する場合「基本的に不要」というのがプロの一致した見解です。圧力鍋の高温・高圧環境は、大根特有の辛味成分(イソチオシアネート)を短時間で揮発・熱分解させるため、米のとぎ汁などで事前に茹でこぼす手間を省くことができます。
ただし、大根の煮崩れ防止のコツとして外せないのが下ごしらえの形状です。大根は2.5〜3cmの厚めの輪切りまたは半月切りにし、角を包丁で薄く削り取る「面取り」を施します。さらに、片面に深さ5mm程度の十字の隠し包丁を入れておくことで、煮崩れを防ぎながら短時間で芯まで均一に火を通すことが可能になります。