傷梅は捨てたら大損!プロが教える絶品救済レシピと失敗防止の極意
傷梅は捨てたら大損!プロが教える絶品救済レシピと失敗防止の極意の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
傷のある梅をそのままシロップや漬物に使用すると、傷口から果汁が過剰に漏れ出して発酵を早めたり、雑菌が侵入してカビの温床となったりします。しかし、ひと手間加えるだけでそのリスクは劇的に低減します。梅農家や保存食研究家が実践する、訳あり青梅の下処理と切り落としの黄金手順を公開します。
まず、ボウルにたっぷりの水を張り、梅をやさしく洗ってホコリを落とします。青梅特有のエグみを取るため、青梅の場合は1〜2時間程度水に浸けてアク抜きを行います(黄色く色づいた完熟梅は果肉が水っぽくなるため水浸けは不要です)。
水気を切った後、最も重要な工程となるのが「傷の切除」です。清潔な竹串でヘタ(なり口)を丁寧に取り除いた後、ペティナイフを用いて茶色く変色した打ち身部分や深いキズをV字に薄く切り落とします。このとき、果肉を削りすぎないよう、変色部のみをピンポイントで削ぐのが歩留まりを高めるコツです。
切除を終えたら、清潔なキッチンペーパーで1粒ずつ水分を完全に拭き取ります。水分はカビ菌の最大のエサとなるため、ヘタのくぼみまで徹底的に乾かすことが成否を分けます。仕上げに、食品用アルコールスプレーまたは度数35度以上のホワイトリカーを全体に吹きかけ、完全に殺菌します。
さらに、すぐに加工できない場合やシロップ作りを成功させたい場合は、傷梅の冷凍保存方法が絶大な効果を発揮します。下処理を施した梅をジッパー付き保存袋に入れ、マイナス18度以下の冷凍庫で24時間以上凍結させます。凍結によって梅の細胞壁が破壊されるため、解凍時に短時間でエキスが抽出され、雑菌が繁殖する隙を与えずに濃厚なシロップが仕上がります。冷凍状態であれば約3〜6カ月間の長期ストックも可能です。