『ライチ☆光クラブ』カノンの結末と生存の真相!中条あやみ怪演まで

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そもそも、一介の少女に過ぎないカノンが捕らえられた理由は何だったのでしょうか。その発端は、ゼラがライチにプログラミングした「甘美なる美少女の捜索指令」にありました。大人の汚れた世界を拒絶し、永遠の美と純潔を重んじる光クラブの少年たちは、自らの偶像として秘密基地の玉座に座らせる「究極の美少女」を求めていました。

しかし、当初ライチが連れてくる少女たちに対し、ゼラは「醜い」「完璧ではない」と冷酷な判定を下し、次々と無残に排除・惨殺していきます。その血塗られた試行錯誤の果てに、ライチが「真の美」として選び出し、基地へと連れ去ってきたのがカノンでした。公式設定におけるライチ光クラブのカノンの年齢設定は14歳(中学校2年生相当)、誕生日は7月7日の七夕、身長150cmという小柄で華奢な佇まい。まさに思春期の少年たちが妄想する「不可侵の無垢」そのものの輪郭を備えていたのです。

しかし、基地の奥底で実現したライチ光クラブにおけるゼラとカノンの対面は、独裁者が思い描いた筋書き通りには進みませんでした。ゼラはカノンを自らの支配下に置く物言わぬ人形として崇め奉ろうとしますが、カノンはゼラの冷酷な振る舞いや狂気の演説に対して、決して媚びることも恐怖でひれ伏すこともしませんでした。むしろ、大人の階段を登ることを恐れるゼラの幼稚な万能感と、内面に巣食う怯えを静かな眼差しで見透かしていたのです。この対峙の瞬間に、ゼラの構築した人工の王国はすでに精神的な破綻の火種を孕んでいたと読み解くことができます。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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