鞄の持ち手剥がれは自分で直せる?合皮ボロボロ補修とプロ直伝の復活術

鞄の持ち手剥がれは自分で直せる?合皮ボロボロ補修とプロ直伝の復活術の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

コバの剥がれや、持ち手角の軽微な革の擦れを自力で補修する場合、靴・皮革業界の定番資材である株式会社コロンブスの「アドカラー」と、レザークラフトの老舗・誠和(SEIWA)の「コバスーパー」を組み合わせるのが最も確実な手法です。以下に、現場の職人も実践する失敗のない鞄コバ剥がれ修理方法の工程を整理します。

【ステップ1:下地処理と古い塗膜の完全除去】
剥がれかかった古いコバ剤を残したまま上塗りすると、わずか数回の使用で接着面から再び脱落します。浮いているコバ塗膜をピンセットや指先で慎重に取り除き、革との境界線を400番〜600番の耐水ペーパーで軽く撫でるように研磨し、段差を平滑に均します。革の層が剥がれて毛羽立っている場合は、あらかじめ皮革用接着剤(ダイヤボンドやサイビノール等)をごく薄く塗布し、しっかりと圧着して乾燥させておきます。

【ステップ2:アドカラーによる下地肉盛りと調色】
深い亀裂や抉れがある箇所には、アドカラー補修手順に則って「アドベース」で下地の凹みを埋めます。乾燥後に再びヤスリをかけて平らに整えた後、鞄の色に合わせて調色したアドカラーを塗布します。アドカラーは水で硬さを微調整できる柔軟な補修用クリームで、乾燥後は屈曲に強い強靭なゴム状被膜を形成します。

【ステップ3:コバスーパーの塗布と乾燥】
仕上げの断面保護には、ウレタン樹脂ベースの水性仕上げ剤であるコバスーパー使い方の基本を守ることが不可欠です。容器から直接塗るのではなく、爪楊枝の先端や細い綿棒、あるいは専用のコバ塗りローラーに少量を取り、断面の中央に「塗料のしずくを均等に置いていく」感覚で滑らせます。一度に厚塗りすると気泡が入り液垂れの原因になるため、薄塗りを施して常温で約1時間〜2時間乾燥させ、これを2〜3回重ね塗りするのが美しく仕上げる極意です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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