なぜ軽量鋼矢板で大幅コスト削減?重鋼矢板との違いと規格寸法・相場を徹底解説

なぜ軽量鋼矢板で大幅コスト削減?重鋼矢板との違いと規格寸法・相場を徹底解説の真相について、専門知識を詳しくお届けします。

現場設計および積算で標準的に用いられるのが、日本産業規格(JIS)や各メーカー規格に準拠した軽量鋼矢板のLSP規格です。有効幅は333mm〜430mmが主流であり、現場の掘削深さや支保工間隔に応じて適切な型式を選定します。

以下のデータ比較表は、主要な軽量鋼矢板(LSPシリーズ)と一般的な重鋼矢板(SP-II型)の代表的な諸元を比較したものです。国土交通省の土木工事標準積算基準やメーカー各社の技術資料に基づく実数値を反映しています。

型式・規格主要寸法(幅×高さ×厚さ)単位質量・断面係数(Z/壁1m当たり)主な適用現場・編集部評価LSP-1型333mm × 85mm × 3.5mm12.8 kg/m
Z = 約100 cm³/m掘削深さ1.5〜2.0m程度の浅層配管工事向け。超軽量で人力補助での取り回しが極めて容易。LSP-2型400mm × 100mm × 4.0mm / 4.5mm17.7〜19.9 kg/m
Z = 約160〜210 cm³/m都市部下水道工・側溝改修の業界標準規格。強度と作業性のバランスが最も優れる。LSP-3A / 3B型400〜430mm × 130〜150mm × 5.0〜6.0mm25.0〜30.8 kg/m
Z = 約280〜390 cm³/m水路護岸や軟弱地盤で掘削深さ3〜4mに達する現場向け。高剛性タイプ。重鋼矢板(SP-II型・参考)400mm × 100mm × 10.5mm48.0 kg/m
Z = 約874 cm³/m大断面掘削・高水圧地盤用。強度・止水性は抜群だが、重量増による運搬・施工コストが高い。

設計計算書を作成する際は、鋼材の降伏強度(SY295やSYW295等)に応じた許容応力度を設定し、土圧による曲げモーメントが断面性能の許容値内に収まっているかを必ず照査します。特に軟弱粘性土や地下水位の高い砂質土では、矢板背面の水圧を過小評価しないことが安全確保の鉄則です。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest