なぜ立ったまま入浴?藤三旅館「白猿の湯」混浴のリアルと別邸十三月との違い

なぜ立ったまま入浴?藤三旅館「白猿の湯」混浴のリアルと別邸十三月との違いについての真相をご紹介します。

旅行系ブログや宿泊サイトの口コミデータを分析すると、藤三旅館の滞在体験において入浴と同じくらい熱心に言及されているのが「食事」のスタイルです。

本館での宿泊プランの大きな魅力となっているのが、歴史ある客室でいただく名物の部屋食です。岩手県産の旬の山の幸をはじめ、三陸直送の新鮮な海の幸、ブランド牛の前沢牛や白金豚(プラチナポーク)を使った陶板焼きなど、郷土色あふれる会席料理が膳に並びます。ブログ記事の生の声では「周囲を気にせず自分のペースで地酒と味わえる」「配膳の仲居さんの素朴で温かいおもてなしが心地よい」といった高評価が目立ちます。

一方で、湯治部の宿泊記から浮かび上がるのは、現代生活では失われつつある「自炊湯治の自由さ」です。館内にある共同炊事場には10円玉を入れて点火するコイン式のガスコンロが並び、調理器具や食器類を借りて自炊を楽しむことができます。花巻市内の産直市場で買い込んだ採れたて野菜や岩手名産の乾麺を持ち込み、温泉の合間にシンプルな鍋をつつく。あるいは湯治部内にある食堂で素朴な定食や麺類を頼むなど、飾らない等身大の滞在を満喫するリピーターが数多く見受けられます。

食事ひとつをとっても、華美なフルコースを堪能するのか、極限まで無駄を削ぎ落とした湯治本来のリズムに身を委ねるのか、宿泊者の哲学に合わせて全く異なる時間を過ごせる懐の深さが藤三旅館の大きな強みです。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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