なぜ落ちる?一日中崩れないシャツの袖まくり方3つのコツをプロが徹底解説
なぜ落ちる?一日中崩れないシャツの袖まくり方3つのコツをプロが徹底解説についての真相を徹底解説します。
TPOやシャツの素材、求めるシルエットに応じて使い分けられる代表的な4つの手法を解説します。それぞれの折り込みメカニズムを把握することで、長袖シャツをシワにならないよう保ちつつ、スマートな手元を作ることが可能です。
1. イタリアの伊達男が愛用する「マスターロール(ミラノまくり やり方)」
アパレル業界やファッション誌で定番とされるマスターロールのまくり方(別名:ミラノまくり)は、見た目のこなれ感と強固なキープ力を両立する最高峰の手法です。
手順は極めて合理的です。まず袖のボタンを全て外し、カフスを裏返したまま肘の少し下まで一気に大きく引き上げます。次に、下側に残った余り生地をカフスの幅に合わせて下から折り返し、最後にカフスの先端を1〜2cmほど外側にチラ見せするように残して上から覆い被せます。カフスの硬い芯地が生地を上下から挟み込んで強固なストッパーとなるため、長時間のデスクワークでも驚くほど落ちてきません。カフス裏に別柄や別色があしらわれたシャツでは、絶妙なアクセントとしても機能します。
2. 端正で清潔感あふれる「ベーシックロール(基本の2〜3回折り)」
カフスの幅に沿って均等に2回から3回折り返す王道スタイルです。ポイントは、1折りごとに生地のたるみを左右に引っ張って平らに均し、生地同士の密着度(摩擦係数)を高めることにあります。折り目が直線的で端正に見えるため、硬めのビジネス環境や真面目な印象を残したい場面に適しています。ただし、3回以上巻くと袖口が分厚いドーナツ状になり、腕を圧迫してシワが深く残る点には注意が必要です。
3. 外回りの救世主「シャツの袖まくり輪ゴム裏ワザ(ヘアゴム活用法)」
テロっとしたとろみ素材や、カフスに芯地がないリラックスシャツで絶大な威力を発揮するのが、目立たない細身の輪ゴムやアームバンドを使った裏ワザです。
前腕の好みの位置(肘下など)にゴムを通し、その上から余った袖生地を引っ張り上げてゴムを完全に隠すように外側へ覆い被せます(ブラウジング)。生地を折りたたまないため余計な折りジワがつかず、脱いだ後も綺麗な状態を保ちやすいのが最大のメリットです。締め付けが強すぎると血行不良の原因になるため、手首を通しても痛くないシリコンゴムや幅広のヘアゴムを選ぶのが現場の知恵です。
4. 無造作な抜け感を作る「プッシュアップ(たくし上げ)」
ボタンを外さず(あるいは1つだけ外して)前腕へ無造作に押し上げるスタイルです。ストレッチ混のシャツやニットライクな織り生地に向いており、リラックスした休日の装いに適しています。ただし保持力は生地の伸縮性に依存するため、長時間の作業にはゴム留めとの併用が推奨されます。