南無阿弥陀仏を唱える宗派はどこ?浄土宗・真宗の違いと正しいマナーを徹底解説
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南無阿弥陀仏を唱える二大宗派である「浄土宗」と「浄土真宗」は、一見似通っているように見えますが、教義の核心や念仏に対する解釈には明確な思想的差異が存在します。
法然が開いた浄土宗では、阿弥陀如来の本願を信じ、「声に出して念仏を数多く唱え続けること(多念)」によって往生が定まると考えます。一方、弟子の親鸞が深めた浄土真宗では、「阿弥陀如来は私たちをすでに救うと決めてくださっている」という絶対他力を説き、念仏は助かるための条件ではなく、「救いが決定したことに対する報恩感謝の言葉(称名念仏)」と位置づけます。そのため、1回唱えた時点で救いは完成しており、回数の多寡は問われません。
比較項目浄土宗(開祖:法然)浄土真宗(開祖:親鸞)編集部の解説・ポイント本尊舟後光の阿弥陀如来立像阿弥陀如来立像(放射光)、名号掛軸真宗では「南無阿弥陀仏」の文字軸を好む傾向あり念仏の捉え方往生するための実践行為(専修念仏)救われた喜びと感謝の表現(報恩感謝)自力で救いを求めるか、全託して感謝するか唱える回数原則として10回(同称十念)など多数回数の規定なし(適宜唱える)浄土宗では「なむあみだぶ」を10回区切る作法が基本焼香の回数・作法1〜3回(香を額に押しいただく)本願寺派1回/大谷派2回(押しいただかない)浄土真宗では香を額にかざさないのが鉄則死生観・成仏の時期死後に極楽浄土へ迎えられる(来迎思想)信じた瞬間に救われ、即座に成仏(即得往生)真宗には霊魂が迷うという概念がないため「冥福」を使わない