メールで誤用続出?「知る」の尊敬語と「ご存じ」使い分けの真相

メールで誤用続出?「知る」の尊敬語と「ご存じ」使い分けの真相とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

動詞「知る」を相手の動作として高める表現には、大きく分けて「ご存じ」と「お知りになる」の2系統が存在する。どちらも正当な尊敬語だが、ニュアンスと使える場面には明快な相違点がある。

「ご存じ」は状態を表す「知っている」の尊敬表現だ。例えば「こちらの件、すでにご存じでしょうか」と問う際に用いる。これに対し、「お知りになる」は動作そのものの着手や発覚の瞬間を指す。「その事実をいつお知りになりましたか」のように、情報を得た時点にスポットを当てるのが自然な言い回しとなる。

また、自分側の動作に関しては「存じる」「存じ上げる」という謙譲語に切り替える必要がある。相手に対して「私はご存じです」と言ってしまうような尊敬語と謙譲語の混同は、ビジネスマナーとして致命的な失敗になりかねない。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest