日本は何アジア?国連公式区分が示す東アジアの真相を徹底解説
日本は何アジア?国連公式区分が示す東アジアの真相を徹底解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
「東アジア」という確固たる区分がある一方で、メディアや公的文書において「極東(Far East)」や「東北アジア(Northeast Asia)」という言葉を目にする機会も多くあります。これらは別のアジア区分ではなく、歴史的視点や安全保障上の地政学的な文脈によって使い分けられている呼称です。
1. 「極東(Far East)」:西欧中心主義から生まれた歴史的呼称
「極東」は、19世紀から20世紀にかけてイギリスを中心とした西欧諸国が、ヨーロッパから見て最も遠い東方の地域を指して名付けた呼称です。近東(Near East=地中海東岸)、中東(Middle East=ペルシャ湾周辺)と並ぶ地理的概念であり、日本・中国・朝鮮半島・ロシア沿海地方などが含まれます。現在でも外交史や一部の国際条約(極東国際軍事裁判など)に名を残しますが、中立的な地域区分としては東アジアが優先されます。
2. 「東北アジア(Northeast Asia)」:安全保障・経済連携の実務枠組み
外務省の外交青書や安全保障シンクタンクのレポートで頻出する「東北アジア」は、東アジアの中でも北側に位置する日本、韓国、北朝鮮、中国、モンゴル、そしてロシア極東部を含めた地政学的枠組みを指します。東南アジア諸国連合(ASEAN)と対比させる形で、北朝鮮情勢や防衛問題、資源開発を議論する現場で用いられます。
3. 「日本と東南アジアの違い」:気候風土と地政学的所属の境界
一部の旅行者や学習者が混同しやすい「日本と東南アジア」の関係ですが、東南アジアはインドシナ半島とマレー諸島からなる赤道直下の熱帯地域を指します。日本は温帯・亜寒帯に位置する島国であり、経済的なパートナーシップ(日・ASEAN関係)は極めて緊密であるものの、地理区分上は明確に分かれています。