キャロル名曲「二人だけ」誕生秘話と矢沢・ジョニーの光と影
キャロル名曲「二人だけ」誕生秘話と矢沢・ジョニーの光と影の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
「二人だけ」が現在もアマチュアからプロまで多くのミュージシャンにカバーされ、ギター弾き語りの定番となっている理由は、その完成されたコード進行とアンサンブルにあります。
本楽曲の基本骨格は、1950〜60年代のオールディーズを基調とした王道のロッカバラード循環コード(C - Am - F - G7系)を踏襲しながらも、随所に切なさを倍増させるテンションやベースラインの工夫が施されています。リードギターを担当した内海利勝のコードバッキングと哀愁を帯びたオブリガートは、決してボーカルの邪魔をせず、歌の余白に涙を落とすような絶妙なフレージングを奏でています。
さらに、ドラムを担当したユウ岡崎のプレイが楽曲の土台を強固に支えています。キャロルの代名詞であるドライヴ感あふれるエイトビートとは打って変わり、スローテンポの中で一音一音を深く沈み込ませるドラミングは、楽曲に独特の重厚感と緊張感をもたらしました。矢沢永吉のベースライン、内海のギター、ユウのドラム、そしてジョニーのサイドギターとコーラスが一体となり、シンプルでありながら一切の無駄がない音響空間を作り上げています。