『コーカサスの白墨の輪』あらすじ結末ネタバレ!大岡裁きと異なる真実

『コーカサスの白墨の輪』あらすじ結末ネタバレ!大岡裁きと異なる真実を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

法廷で待ち受けていたのは、法と常識を嘲笑う異色の裁判官アズダクでした。ナテラ側は豪腕弁護士を雇い、「血のつながりこそ絶対であり、貧しい召使いが我が子を盗んだ」と主張します。ナテラが血眼になってミヒャエルを取り戻そうとした真の動機は、母性愛などではなく、総督の莫大な遺産を相続するために「法定相続人である男児」の存在が不可欠だったからでした。

一方のグルーシェは、金銭目的ではなく、何年間も凍えるような貧困の中で自らの命を削って育ててきた真実の愛情を愚直に訴えます。両者の言い分を聞いたアズダクは、かつて中国の故事にもあった古代の試練「白墨の輪の試験」を命じました。

床の上に白墨(チョーク)で円を描き、その中心に幼子ミヒャエルを立たせます。アズダクは双方の女に子供の片腕ずつを握らせ、「合図とともに力一杯引っ張り、輪の外へ引きずり出した方を真の母親と認める」と言い渡しました。

合図とともにナテラは容赦なくミヒャエルの腕を力任せに引っ張ります。しかし、グルーシェは子供の手を思わず放してしまいました。不審に思ったアズダクがもう一度やり直させますが、2度目もグルーシェは引きちぎられそうになる子供の痛みに耐えかね、即座に手を離してしまったのです。

「私がこの子を育てたのです! どうして引き裂くような真似ができるでしょうか!」

その叫びを聞いたアズダクは立ち上がり、厳かに最終判決を下しました。

「子供を引きずり出せなかった女、グルーシェこそが真の母親である」

アズダクは子供をグルーシェに授け、実母ナテラの要求を完全に退けました。さらにアズダクは、係官の手違いを装ってグルーシェと嫌悪すべき夫ユスプとの離婚届に署名。彼女が最愛の婚約者シモンと結ばれる道を拓いたのです。そして、争いの火種となった総督の広大な遺産と土地は没収され、「子供たちのための遊び場(公園)」へと作り替えられることが宣言されました。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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