カンパとは?募金や寄付との違い・語源から推し活トラブルまで徹底解説
カンパとは?募金や寄付との違い・語源から推し活トラブルまで徹底解説に関する疑問を丁寧にまとめました。詳細な解説をご覧ください。
「仲間内でお金を集めただけ」という認識であっても、金額や目的によっては法的な規制や税金の申告義務が発生します。
個人間のカンパと贈与税の課税ライン
個人が受け取るカンパは、税法上「贈与」として扱われます。国税庁の規定により、贈与税には年間110万円の基礎控除枠(暦年課税:1月1日〜12月31日)が設定されています。
1人の受取人が1年間に受け取ったカンパや贈与の総額が110万円以下であれば申告は不要ですが、この基準を超えた場合は翌年の2月16日から3月15日までに確定申告を行い、贈与税を納税しなければなりません。SNSなどで広くカンパを募り、個人口座に多額の資金が振り込まれたケースでは、後から税務署の指摘を受けるリスクがあります。
なお、集めた資金をそのまま全額イベント会場費や資材購入費などの経費として支払い、手元に1円も残らない場合であっても、「個人口座に資金を集めて経費を支払った記録」を領収書とともに帳簿保存しておかなければ、客観的な証明が難しくなります。
政治活動におけるカンパと法律の厳格な規制
政治家や政治団体に対するカンパは、一般の個人間集金とは異なり「政治資金規正法」の厳格な制限を受けます。
- 外国人・外国法人からの寄附受領禁止:外国人からの政治カンパの受け取りは法律で固く禁じられています。
- 匿名寄附の制限:街頭での少額カンパなどを除き、一定額を超える政治献金は氏名・住所・職業の開示が必要です。
- 年間上限額の規定:個人が1つの政治団体に対して寄附できる金額には年ごとの上限が定められています。
適正な政治団体へのカンパは「寄附金控除」の対象となり税制上の優遇を受けられる一方、所定の収支報告書への正確な記載が義務付けられています。