古代神道の真髄「かむながらの道」が今なぜ世界を魅了するのか
古代神道の真髄「かむながらの道」が今なぜ世界を魅了するのかの要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
歴史の脈絡を遡ると、この思想の再解釈は江戸時代の国学運動に辿り着く。国学の大家・本居宣長は、その不朽の著書『古事記伝』において、外来の儒教や仏教といった漢意(からごころ)を排し、日本固有のありのままの感覚を呼び覚ますことの重要性を唱えた。
宣長が提示したこの視点は、後に復古神道を大成させた平田篤胤へと継承される。篤胤はより実践的かつ民衆的なアプローチで、日常生活のあらゆる営みの中に神々とのつながりを見出す思想を広めた。先人たちが探求し続けた思索の系譜は、200年以上の時を超え、混迷を極める21世紀の人間観を解き明かす鍵として甦りつつある。