ダニに刺された跡の特徴は?危険症状の見分け方と皮膚科医の応急処置
ダニに刺された跡の特徴は?危険症状の見分け方と皮膚科医の応急処置についての真相をお届けします。
野外でのマダニ咬傷において最も警戒すべき症例が、マダニが媒介するウイルス性感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)です。国立感染症研究所がまとめた2026年の最新疫学調査データによると、SFTSの発生地域は従来の西日本中心から東日本・北日本へと拡大傾向を見せており、報告件数も高水準を推移しています。
厚生労働省の公表情報によれば、SFTSに感染した場合、6日〜14日程度の潜伏期間を経て、38度以上の発熱、倦怠感、食欲低下、下痢や嘔吐といった消化器症状が現れます。重症化すると血小板や白血球が著しく減少し、全身性の出血傾向や多器官不全を引き起こし、致死率は10〜30%に達します。
近年では野外活動中の人間だけでなく、屋外に出る飼い犬や飼い猫を介した二次感染のリスクも指摘されており、ペットの防虫管理も含めた包括的な感染症対策が強く推奨されています。