大学院進学はお金がないと無理?学費免除と最新支援策で掴む現実解
大学院進学はお金がないと無理?学費免除と最新支援策で掴む現実解の真相について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
進学相談の現場で極めて頻繁に見受けられるのが、ネット上の断片的な情報を鵜呑みにした致命的な思い込みです。お金がないことを理由に進学を断念する前に、以下の3つの誤解を正しく解体しておく必要があります。
第1の誤解は、「実家の年収が高いと学費免除は100%通らない」という思い込みです。先述の通り、大学院では世帯分離と独立生計の要件を満たすことで、親の年収を合算外として審査する大学が多く存在します。学部時代の感覚で「うちは親がサラリーマンで世帯年収があるから無理だ」と自己判断し、申請書類すら出さずにみすみす年間数十万円を捨てている学生が毎年大量に発生しています。
第2の誤解は、「大学院の給付型奨学金は全国トップクラスの天才しか受からない」という極論です。民間の大学院給付型奨学金一覧を精査すると、キーエンス財団や日本証券奨学財団のような超有名財団以外にも、「特定地域出身者限定」「特定研究分野(セラミックス、包装技術、有機合成など)限定」といったニッチな財団が数百件単位で存在します。応募倍率が2〜3倍程度にとどまる穴場の給付枠も少なくありません。
第3の誤解は、「奨学金を借りたら将来破産する」という恐怖心です。第二種(有利子)を生活費補填のために限度額いっぱいまで無計画に借り入れることは確かに危険です。しかし、第一種(無利子)を借り入れつつ、研究業績を積み上げて返還免除を狙うルートは、極めて費用対効果の高い資金調達手段です。修士課程において返還免除となる割合は、各大学院の課程修了者の約3割前後に達しており、決して天文学的な確率ではありません。