大分で有名なものは温泉だけ?地元民が本気で推す名所&名物グルメ完全版
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大分の食の頂点に君臨し、全国の食通を唸らせるのが、佐賀関(さがのせき)沖で獲れる「関アジ」と「関サバ」です。激しい潮流が渦巻く豊予海峡(速吸の瀬戸)で一本釣りされ、魚体を傷つけないよう網を使わず、活け締め・神経抜きを施して出荷されるこの魚は、もはや一般的な大衆魚の概念を完全に覆します。
ここで重要なのが、関アジ関サバ旬と値段の実態を正しく知ることです。関アジは脂が乗りながらも身の締まりが際立つ7月〜9月の夏場が最も美味とされ、関サバは豊後水道の冷たい海水で身に上質な脂を蓄える10月〜翌3月の冬場に最高の旬を迎えます。現地の大分市・佐賀関周辺の料理店で活造りを注文した場合、関アジ一尾で3,500円〜6,000円前後、関サバ一尾で5,000円〜8,500円前後が相場です。東京や大阪の高級割烹で食せばその倍以上の値がつくことを考えれば、現地で味わう鮮度とコストパフォーマンスは圧倒的です。口に含んだ瞬間に跳ね返るような強烈な歯ごたえと、舌の上で溶ける澄んだ脂の甘みは、一度体験すると忘れられない衝撃を与えます。
そして、この極上の刺身に欠かせない名脇役であり、県を代表する農産物が大分かぼす特産品です。全国の生産量の95%以上を大分県が占めるこの柑橘は、スダチやレモンに比べて酸味がまろやかで、ミネラル分が豊富に含まれています。刺身に数滴搾るだけで魚の生臭さを消し去り、脂の旨味を極限まで引き立てるその役割は、大分グルメの屋台骨を支える誇り高き特産品と言えます。