ワルファリンとグレープフルーツの誤解!納豆との違いと食事制限の真相
ワルファリンとグレープフルーツの誤解!納豆との違いと食事制限の真相の全貌を詳しく解説してご紹介します。
なぜ「グレープフルーツ禁止」のイメージがこれほど定着したのでしょうか。その主因は、高血圧治療で頻繁に処方されるカルシウム拮抗薬とグレープフルーツの違いが世間一般で混同されたことにあります。
グレープフルーツの果肉や果皮に含まれるフラノクマリン類という有機化合物は、小腸壁にある代謝酵素CYP3A4の働きを強力に阻害します。カルシウム拮抗薬(アムロジピンやニフェジピンなど)を飲んでいる人がグレープフルーツを摂取すると、薬が分解されずに血中濃度が急上昇し、危険な血圧低下やめまい、動悸を引き起こします。
心疾患や脳血管疾患を抱える患者は、ワルファリンとカルシウム拮抗薬を同時に処方されるケースが珍しくありません。その結果、「心臓や血管の薬=グレープフルーツを食べてはいけない」という情報だけが一人歩きしてしまったのが実情です。