アラとクエの違いを徹底解剖!呼び名の真相と味・価格の決定打
アラとクエの違いを徹底解剖!呼び名の真相と味・価格の決定打の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
姿形を並べて比較すると、アラとクエの見分け方は魚類に詳しくない方でも一目瞭然です。生息環境の違いが、それぞれの体格や骨格に明瞭な特徴として刻み込まれています。
標準和名のアラは、鰓蓋(えらぶた)に鋭利で強大な一本の棘(トゲ)を備えているのが最大の特徴です。体型はスズキに近く、やや側扁してスマートな流線型を描いており、口内は鮮やかなオレンジ色から赤色を帯びています。水深100〜200m前後の深海砂泥・岩礁域に生息するため、引き締まった体幹を持っています。
対する本クエは、典型的なハタ科の重量級体型です。丸々と太った胴回りと大きな口、すり鉢状の頑丈なアゴを持ち、体側には幼魚期から若魚期にかけて不規則な暗褐色の斜め縞模様が走ります。老成魚になると模様は薄れ、全身が重厚な暗褐色へと変化します。生息域は浅海から水深100m以浅の沿岸岩礁域・沈船周りであり、海底の巣穴に潜む定着性の強い生態です。
調理前の魚体を見れば、平たく精悍なスズキ顔のアラと、無骨で岩塊のような圧倒的重量感を誇るクエとで迷う余地はありません。