【2026最新】東京の日の入り最速は冬至じゃない?ズレの真相と日没時刻

【2026最新】東京の日の入り最速は冬至じゃない?ズレの真相と日没時刻に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

「昼の長さが一年で一番短い日が冬至なのだから、日没が最も早いのも冬至であるはずだ」――そう考えるのは極めて自然な推論です。しかし現実には、冬至を迎えるおよそ半月前の12月5日前後に日没時刻のピークを迎えています。なぜこのような奇妙なズレが発生するのでしょうか。

結論から言えば、私たちが普段使っている「時計の24時間(平均太陽時)」と「実際の太陽の動き(視太陽時)」が完全に一致していないことが原因です。この2つの時間の差を天文学用語で「均時差(Equation of Time)」と呼びます。

均時差が生まれる背景には、宇宙規模の2つの決定的な物理要因が絡み合っています。

第一の要因は「地球の公転軌道が楕円であること」です。ケプラーの法則に従い、地球は太陽に近づく近日点(1月上旬頃)付近では公転スピードが速くなり、太陽から遠ざかる遠日点(7月上旬頃)付近ではスピードが落ちます。地球が太陽の周りを回る速度が日々変化するため、太陽が真南の空(子午線)を通過してから翌日再び真南を通過するまでの実際の時間は、きっかり24時間ではなく微妙に伸び縮みしています。

第二の要因は「地球の自転軸(地軸)が公転面に対して約23.4度傾いていること」です。太陽が天球上を通る見かけの通り道(黄道)が赤道に対して傾いているため、太陽が東から西へ進む見かけの速度成分も季節によって変動します。

この2つのファクターが組み合わさる結果、東京における「太陽が南中する時刻(真昼)」は1年を通じて正午ジャストにとどまりません。秋から初冬にかけて、太陽の南中時刻は毎日少しずつ「時計の針に対して後ろ(遅い方向)へシフト」していきます。

つまり、11月下旬から12月にかけては、「正午そのものが毎日数秒から数十秒ずつ遅くなっている」状態です。昼間の長さ自体は冬至に向かって短くなり続けますが、時間軸全体が後ろへズレていくため、日の入り時刻は12月上旬で底を打ち、冬至を迎える頃にはすでに遅くなり始めてしまいます。反対に日の出は後ろ倒しの影響をまともに受け続け、年が明けた1月7日前後に最も遅い時間を記録するのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest