16文キックの威力は本物だった?対戦相手が明かすジャイアント馬場の真相
16文キックの威力は本物だった?対戦相手が明かすジャイアント馬場の真相の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
ジャイアント馬場の足技を語る上で欠かせないもう一つの必殺技が、両足で相手を蹴り飛ばす「32文ロケット砲」(ドロップキック)です。16文キック(片足)の2倍の威力を誇るという意味で名付けられたこの技は、若手から全盛期にかけての馬場の驚異的な身体能力を象徴していました。
2メートルを超える巨体がリング上で軽々と水平に舞い上がり、相手の胸板に両足の底を突き刺すドロップキックは、当時のアメリカマット界でも奇跡の空中殺法として称賛されました。晩年は膝の消耗もあり16文キックが定番となりましたが、身体の跳躍力を全面に生かした32文ロケット砲は、視覚的・物理的なインパクトにおいてプロレス史に残る大技でした。
一方、同時代を駆け抜けた永遠のライバル・アントニオ猪木の代名詞である「延髄斬り」と比較すると、打撃技としてのコンセプトの違いが鮮明になります。猪木の延髄斬りが「回転の遠心力で相手の急所を的確に撃ち抜くスナイパーライフル」であるとするならば、馬場の16文キックは「巨大な重量と慣性で正面から対象を粉砕する攻城槌」でした。